神戸大学研究者による 「東日本大震災調査速報会」       報  告

日 時:428日(木)900-1200
会 場:神戸大学 瀧川記念学術交流会館

主 催:神戸大学 震災復興プラットフォーム,都市安全研究センター

参加者:90名

去る3月11日の東日本大震災が発生して以降,神戸大学の研究者は,大震災からの迅速な復旧と復興を目的に,現地における被害・復興状況を調査してきました.そのうち,いくつかの調査課題は,都市安全研究センター突発災害調査助成,平成 23 年度都市安全研究センター突発災害調査プロジェクト助成によって調査活動を行っております.
 今回は主として速報性を重視し,また,都市安全研究センターの教員による報告を中心とした発表の機会を設けました.
 速報会には87名の参加者を得ました.また,在阪神の報道機関も参加,収録されました.今回,下記の6名の研究者による速報が報告され,報告終了後の質疑では足りず,会終了後の会場で発表者とのディスカッションが散見されました.
 都市安全研究センターとしましては,阪神・淡路大震災の経験から,完全復興には長期間にわたる支援・復興研究の取り組みが必要であると痛感しており,今後も本学研究者による,東日本大震災についての検討会を継続していく所存でありますが,5月からの本格調査やボランティア活動などに対して一定以上の効果がある報告会ができたものと考えております.

プログラム

1. 「宮城県北部域における地盤災害」鳥居宣之(市民工学専攻)

2. 「千葉〜福島県北部の地盤災害」田中泰雄(都市安全研究センター)

3. 「ライフライン施設関係の被害」鍬田泰子・澁谷 啓(市民工学専攻)

4. 「津波被害に伴う地盤環境汚染の懸念」飯塚 敦(都市安全研究センター)

5. 「東日本大震災 三陸海岸調査事前調査 〜被災者視線で〜」中尾博之(医学研究科,都市安全研究センター併任)

6. 「東日本大震災における神戸大学生ボランティアの活動」藤室玲治(都市安全研究センター)