神戸大学都市安全研究センター

H20オープンセンター 行事1

防災・減災に関する公開講座

開催報告

 

 

 平成20年度の都市安全研究センターのオープンセンター第1弾「防災・減災に関する公開講座」を,10月11日(土)10〜13時に神戸市灘区役所との共催で灘区役所4階大会議室にて開催しました.参加者は約60名でした.

 

 講演会は,まず有木康雄センター長による開会の挨拶ではじまり,総合司会の北後明彦先生による都市安全研究センターの紹介のあと,以下の2つの講演が行なわれました.

センター紹介:北後明彦教授

 

 まず,有木先生による「ユビキタス社会と災害情報システム」と題する講演では,最初にユビキタスがどういうものか,ユビキタスセンサーネットワーク技術はどんな風に利用されていくのかといったイントロ的なお話から始まり,ICタグを十分に理解することが大切でICタグによって私たちの暮らしは変わっていく,ICタグは防災・減災のためにも利用できるなど,夢のようなかつ近い将来が楽しみになるようなお話をしていただきました.

講座1:有木康雄教授

 

 次に,飯塚 敦先生(副センター長)による「ジャワ島中部地震における震災後の復興支援での大学の役割 −神戸大学の事例紹介−」と題する講演では,最初に今年の5月に発生した四川大地震について神戸大学の学術調査・復興支援の取り組みについての速報的なお話の後,ジャワ島中部地震の調査・復興過程における神戸大学の対応の様子や神戸大学のなすべき役割について,情報の共有,学際的連携を図り,調査公害をもたらさない,おじゃま虫にならない,背伸びをしない,現地の状況をよく知りコミュニティベースで等々,説明していただきました.

 

講座2:飯塚 敦教授

 

 最後に,飯塚副センター長による閉会の挨拶で講演会の部は閉会した.

 講演会後の約1時間のフリータイムでは廊下に展示されたセンター研究紹介パネルを前に参加者と教員が気軽な雰囲気で意見交換が行なわれていました.

 

 

研究紹介パネル展示の様子

 

 最後に,本行事を開催するにあたり灘区役所ならびに灘消防署の方々には,たいへんお世話になりました.ここに記して謝意を表します.