本年5月27日に、インドネシア・ジャワ島中部のジョグ・ジャカルタ市南部で発生した地震では、死者が5000人以上に達する大惨事となりました。

 本地震災害に対して神戸大学は、都市安全研究センターと医学系研究科及び医学部附属病院、工学部、21世紀COEが中心となって合計8回にわたり、緊急医療活動、災害の原因や被害に関する学術調査、復興支援活動を行なって参りました。

 各活動や学術調査につきましては、緊急報告会の形で既に報告しておりますが、神戸大学のこの4ヶ月にわたる緊急医療活動、学術調査、復興支援活動につきまして、その結果と今後の課題に関して、このたび、下記のように総合シンポジウムとしてまとめてご報告致します。

  

日時  10月10日(火) 9時30分~12時30分
場所  神戸大学百年記念館 六甲ホール
主催  神戸大学都市安全研究センター、工学部
     医学系研究科及び医学部附属病院
     神戸大学COE/安全と共生のための都市空間デザイン戦略

プログラム
 9:30- 9:40 開会の挨拶
              薄井洋基(工学部長・都市安全研究センター長)
              千原和夫(大学院医学系研究科長・医学部長)

 9:40- 9:55 「インドネシア・ジャワ島中部地震災害援助報告
            -中長期にわたる医療支援と協力のあり方-」
              高田 哲 (医学部保健学科)

 9:55-10:10 「Opac断層近傍強震動と生活機能損壊メカニズム」
              高田至郎 (工学部建設学科)

10:10-10:25 「緊急派遣先発隊-工学的見地からの報告」
              飯塚 敦 (都市安全研究センター)

10:25-10:40 「建築物(住宅・居住者)の被害の概要」
              北後明彦 (都市安全研究センター)

10:40-11:10 「緊急シェルターから住宅復興・耐震住宅普及の過程
             における諸問題」
              重村 力・塩崎賢明 (21世紀COE)

11:10-11:25 「南部イモギリ王朝墓跡付近での被害と7/18沿岸部
             津波」
              田中泰雄 (都市安全研究センター)

11:25-11:40 「インドネシア・ジャワ島中部地震による住宅被災原
             因と地盤」
              沖村 孝 (都市安全研究センター)

11:45-12:30 パネルディスカッション


問合せ先 都市安全研究センター事務室
                          TEL 078-803-6437/FAX 078-803-6394


開催報告


神戸大学ジャワ島中部地震調査

 総合シンポジウム